令和元年第1回観音寺市議会定例会が開会され、複数の重要な議案が提案された。
最初に、議案の承認と会期の決定が行われた。冒頭、議長の大矢一夫氏が会議を開会し、会期は6月27日までの21日間と決定された。
議案の中で特に注目されたのが、専決処分の承認を求める3つの条例、観音寺市税条例の一部改正、都市計画税条例の一部改正、国民健康保険税条例の一部改正である。これらは地方税法に伴う変更であり、地方自治法第179条に基づき報告され、承認を求めている。市長の白川晴司氏が提案理由を説明し、「地方税法等の改正に基づいている」と述べた。
さらに、観音寺市附属機関設置条例の一部改正も議案に含まれており、市史跡等保存活用計画策定委員会の設置が提案されている。この改正案は、文化財の保存と活用を推進するための重要な施策とされている。
次に、観音寺市民会館、豊浜公会堂等の使用料に関する条例の改正案も提出された。これらは、消費税法および地方税法の改正に伴い使用料を見直すもので、各施設の運営費に影響を及ぼす。
また、令和元年度の一般会計補正予算も提出された。白川市長は、この補正予算が歳入歳出4億6194万9000円の追加により、268億1194万9000円になる見込みを示した。特に、地域おこし協力隊や保育所運営など多岐にわたる事業への資金投入が目指されている。
この他に多くの条例改正案が上程されており、市議会は今後、詳細な審議を重ねる見込みである。