観音寺市は、観光基本計画の進捗について注目が集まっており、特に市民参加と観光客への受け入れ体制の整備が課題となっている。
観光基本計画では市民の観光参加を促進する仕組みが必要とされており、商工観光課はそこで成果を上げるため、地域の観光情報を発信し、観光客のニーズに応じた商品開発を進めている。その一環として、地域内の観光団体や市民と連携を強化し、観光客をもてなすための体制が築かれている。
また、観光客の満足度向上に向けて、受け入れ体制の確立が進んでいる。たとえば、インスタ映えスポットや文化的な体験プログラムが観光客に提供されている。
さらに、広域連携についても取り組まれており、地域資源を生かした観光の促進が期待されている。具体的には、近隣の三豊市や三好市との協力による観光イベントが実施されている。
一方で、毎年発生する自然災害への対応も急務であり、特に災害による廃棄物処理が課題となっている。市はこれに対する防災対策を継続的に強化し、必要に応じて仮置き場や処理施設の整備を進めていく方針である。
こうした中、観音寺市は災害ごみの問題に対しても計画を策定し、その中で地域住民への情報提供や連携体制の強化に努めている。
さらに、ふるさと納税については、寄付額が急増し、前年度比で約3.8倍となる見込みである。今後も魅力ある返礼品の開発や利用者拡大に向けた調査が進められ、市民や観光客にとって意義深い施策となることが期待されている。
最後に、公共施設については、地域の人口減少を踏まえ、施設の見直しが求められている。市はファシリティーマネジメントを適用し、公共施設の整備や管理において、未来を見据えた計画を立てていくことが重要であると認識している。