令和5年第3回観音寺市議会定例会が開会した。
この日は、会期の決定と複数の議案が討議される重要な日であった。議長の篠原和代氏は、会期を18日間とすることを提案し、異議なしで決定された。今回の会期は、6月12日から29日までである。定例会における最初の議事として、議案の説明が行われた。市長の佐伯明浩氏が複数の議案の概要を説明した。
市長が提案した議案には、デジタル社会の形成に関する法律の整備等が含まれ、特に、印鑑登録証明書の交付や手数料の設定に関する議案が注目されている。この他にも、豊浜こども園の設置や、森林環境税の導入に関する提案もあるため、議員たちによる質疑が期待される。特に、この税の導入が地域に与える影響がどのようなものになるのかが注目される。
また、この会議では、令和5年度の一般会計補正予算が提案された。この補正予算は、歳入と歳出をそれぞれ1億934万円追加し、総額310億6991万6000円に達する見込みである。特に、議会費の減額や、教育費といった各分野に追加があり、どのように予算が組まれているのかに関する審議も進む見通しである。
さらに、請願陳情において「インボイス制度の実施延期を求める意見書」が提出され、地域経済への影響にも懸念が示された。この制度が実施されれば、免税事業者が新たな税負担を強いられるというリスクがあるため、慎重な議論が求められている。
最終的に、今回の議会は多岐にわたる議案を扱い、市政に大きな影響を与えるであろう。議員たちがどのように審議し、地域の未来をつくるのかが注目されている。