令和5年第1回観音寺市議会定例会が開催された。
本日は、議会運営の中心を担う篠原和代議長が議事を進行し、最初に一般質問に移ることを告げた。議員たちの発言は多岐に渡っており、特に岸上政憲議員の質問内容が注目を集めている。彼は、自身が参加した映画「咲む」の上映会を振り返りながら、観音寺市における聴覚障がい者への支援体制や地域おこし協力隊の活動について提起した。特に、地域おこし協力隊の活動の中で、何らかの支援や広報環境の整備が必要であると強調した。
加えて、佐伯明浩市長が岸上議員の質問に対して、ANAあきんどとの連携についての具体的な活動や、アニメコンテンツを通じた観光振興策について言及した。市長は、「地方創生事業を進めるためには民間事業者のノウハウを活用し、地域資源を最大限に引き出す必要がある。」と述べた。
防災対策に関する質問もあり、岸上議員は現在の避難所の防災備品の配置や、地域一丸での防災訓練の重要性を訴えた。市長もこれに応じて、防災備品の整備や地域住民との連携を強化し、市民の安全を守る施策を進める姿勢を示した。
また、議員の中には、公共施設の疲弊や老朽化の問題についても取り上げる声があり、特に伊吹島の診療所の状況について厳しい意見が寄せられた。
議会開催中には、五味伸亮議員が議員辞職願を提出し、許可されたことが報告された。今後の議会運営においては、彼の後任がどのような立場を取るのかが関心を集めそうである。