令和4年第5回観音寺市議会定例会が9月1日に開会し、重要な議題が討議されている。
今回の定例会では、令和3年度の各種決算認定や新たな条例案が提案された。特に、観音寺市一般会計歳入歳出決算の認定及び関連する特別会計決算が中心議題となっており、佐伯明浩市長は各会計の決算状況を詳細に説明した。
この中で、一般会計の補正予算についても大きく注目が集まっている。特に、道の駅の基本構想策定支援業務委託料660万円が市民の関心を引いている。これについて五味伸亮議員は、整備計画の具体的内容を質し、佐伯市長は目的を明確に示した。この道の駅は中四国最大級の規模になる予定であり、市の重要な事業として位置づけられている。
次に、アスベスト問題が発覚した豊浜小学校の屋内運動場についても言及された。田代直樹総務部長は、アスベスト含有の外壁材の撤去を決定した経緯を述べ、より安全な外壁材への貼り替えを行うことを確認した。市民の健康への配慮からの迅速な対応が求められる中、議会からも支持される見込みである。
また、請願陳情として「選択的夫婦別姓制度の議論の活性化を求める意見書」の提出が求められ、白川雅仁議員が紹介議員となった。市民の多様性を重視する動きが議会でも見られ、今後の審議に影響を与える可能性がある。議会は9月22日まで続き、今後も様々な議題が上程される予定である。