令和3年第3回観音寺市議会臨時会が開催された。主要議案の審議を行い、議案第38号から議案第41号まですべて可決された。
市長の白川晴司氏は、本臨時会において提出した議案の概要を説明した。特に、議案第38号では地方税法の一部改正に伴う条例の改正が含まれ、退職所得申告書等の電子提出に関する規定を見直すことが取り上げられた。
また、議案第39号では、都市計画税の課税標準に関する事項の改正が提案され、地方税法改正に従った対応が求められる。これらの議案については、いずれも全会一致での承認が決定された。
さらに、議案第40号の和解及び損害賠償の額の決定も承認された。この議案は、市道を歩行中に側溝の蓋がずれて転落し、負傷した事例に基づくものである。議案の内容を踏まえた上で審議が行われ、異議なく承認された。
さらに、議案第41号では、令和3年度における一般会計補正予算が審議された。総額287億4,526万3,000円の予算において、歳入歳出ともに約1億2、526万3、000円が追加される。具体的には、消防関連や教育施設、民生費にわたり幅広く予算が組まれたことが特徴で、議員からは予算の適切な配分が確保されたことが評価された。
市長の白川晴司氏は、コロナウイルスワクチン接種の進展についても言及した。市民に対して早期にワクチン接種を行うため、関係機関との連携を強化する意向を表明した。市長は、市民及び議員に理解と協力を求め、会議は無事に終了した。
議会は閉会を迎え、議長の大賀正三氏が議会運営に関しての総括を行い、出席者に感謝の意を示した。今期臨時会は議案の迅速な審議と案件の承認に成功し、地域合意の重要性が改めて確認された。