令和4年9月6日、雫石町議会は第5回定例会を開催し、各議員の一般質問が行われました。この中で、ふるさと納税の活用や地域防災への女性参画、コミュニティ・スクールについての重要な議論が交わされました。
幅秀哉議員は、ふるさと納税の状況や寄附金の使途について質問しました。町長は、令和3年度のふるさと納税による寄附総額は約2億9千万円であり、寄附の使い道として、子ども・子育て支援事業やエネルギー・環境保全事業などに幅広く活用されていると説明しました。また、寄附金の増加に向けた取り組みとして、新たな返礼品の導入や、寄附者への情報提供を強化する方針を示しました。
次に、地域防災への女性参画について、堂前義信議員が質問しました。町長は、地域防災計画に女性の視点が確実に盛り込まれているとし、避難所運営においても女性や高齢者、障害者への配慮がなされていると強調しました。しかし、さらなる女性職員の配置については、現在の職員数や状況を踏まえ難しい面があると述べました。
最後に、コミュニティ・スクールの取組について、各小中学校で運営協議会が設立され、地域との連携強化が進められていることが説明されました。地域への理解を得るためには、広報活動の充実が不可欠であり、地域のニーズに応じた取り組みが求められているとの意見が出ました。
この定例会では、町の課題を解決するための施策が議論され、地域の連携がさらに深まることが期待されています。