令和2年3月4日、雫石町議会定例会が開催され、様々な議題が取り上げられました。
特に後期高齢者医療の医療費については、当地のそれが高いことが議論され、町長はその原因について、県央部に位置し医療機関へのアクセスが良いことによる受診しやすさを挙げました。
また、介護予防や生涯健幸活動に取り組んでいるものの、実際には後期高齢者の医療費の上昇が続いており、慢性的な疾患を抱える高齢者が多い現状が影響しているとの見解を示しました。
次に、インフルエンザや新型コロナウイルスに対する対策について、町民や事業者に向けた情報発信の重要性が強調されました。関係機関と連携を図り、的確な対応に努める方針を示しました。
さらに日米貿易協定の影響に関しては、輸入による国内農業の圧迫が懸念され、町内農家への支援が重要であることが指摘されました。特に、牛肉や生乳の生産額減少が予測されており、これに対する対策が求められています。
最後に、行政区長制度の改正に関する質問があり、沢山の意見を受け入れながらも、区長の業務を引き続きサポートする方針が示されました。特に、任期や業務過重の懸念について、十分な配慮がなされるように進めていく姿勢が表明されました。
この日の総括として、今後も町民の健康を守り、地域経済を振興していくための施策の展開が重要であるとされました。