雫石町議会は9月定例会を開催し、登下校時の児童生徒の安全確保や特殊詐欺対策について議論が行われた。
登下校時の安全確保に関して、登下校防犯プランを中心に危険箇所の合同点検が必要とされている。特に、七ツ森小学校周辺には危険な通学路が多く、教育委員会は地元自治会、警察などの協力を求めている。なお、過去の合同点検を基に報告された19カ所は、主に歩行者用信号機や歩道の設置が求められており、具体的な対策はまだ実施されていないとのこと。
また、高齢者や子供が犯罪に巻き込まれないよう防犯カメラの設置が提案されている。町長は、防犯拡充に熱意を示し、必要な箇所への設置が進むよう計画中であると述べた。特に、七ツ森小学校の通学路では、地域住民の意見をもとに対策を検討し、必要な安全対策を講じることに重きを置いている。今後は、通学路安全を使命とし、確実に実施していく必要性が強調された。
次に、特殊詐欺の防止対策についても取り上げられた。町内に設置された防犯カメラの効果や増設の必要性が論じられ、警察や地域住民との連携が鍵となることが確認された。町の防犯カメラは現在6基設置されており、主要交差点などへのさらなる設置が望まれる。実効性のある方法で、有効な対策が講じられていることが強調され、地域住民の安全を守る姿勢が見受けられた。特に、高齢者を狙う犯罪予防が重要視されており、そのための取り組みが進められている。
今後は、地域との連携を強化し、登下校時の子供や高齢者の安全確保に対してさらに具体的な施策を進展させることが求められる。