令和元年12月11日、雫石町議会の定例会が開催された。
本会議では、児童虐待防止や地域包括ケアシステム、スマートフォンの扱いに関する質問が登場し、猿子 恵久町長は、具体的な施策や進捗状況について回答した。
まず、児童虐待防止について、町としての取り組みは進行中であり、専門職員の配置を検討中であることが強調された。また、今後の法律改正により、体罰としつけの区分が難しいとされていることから、町民や教育機関との連携が重要であると述べられた。
次に、地域包括ケアシステムについては、住民が安心して生活できる社会づくりを目指し、通いの場の設立と多職種の連携強化が進められている。
幅秀哉議員は、スマートフォン持ち込みの実態についても触れ、危険性を減らすためにどのような教育が行われているのかを質問した。教育長は、原則禁止としつつも、利用状況や危険についての教育活動を継続していると回答した。
また、野外焼却禁止の問題については、廃棄物処理に関する具体的な取り組みが求められ、町として不法投棄に対するパトロールを強化し、地域住民の協力を得て啓発活動を続けていくとの方針が示された。
町職員の研修機会についても重要視され、町民との信頼関係を築くために、積極的な外部研修や国内視察を推進する必要があることが強調された。