令和4年9月定例会において、雫石町の高齢者世帯に対するエアコン購入助成や、新型コロナウイルス感染症への対応策が議論された。町の温暖化に伴う猛暑、特に高齢者の健康被害の懸念から、エアコン購入支援の提案があったが、町長は現在のところ実施の考えはないとした。町は、地域包括支援センター職員による体調確認や熱中症予防の声掛けを行っている。
コロナウイルスの状況について、町長は感染者が965人、亡くなった方は県全体で163人であると説明。町内の医療機関には発熱外来が整備されており、入院や自宅療養の対応は県央保健所が行っていると述べた。しかしながら、自由に検査を受ける体制については、検討の余地があると強調した。
また、今後の選挙における投票率向上のための議論も行われ、投票所を減らしたことが影響しているとの意見があったが、選挙管理委員会は、投票区の見直しが必要であったとし、次回の選挙に向けた対応を検討しているとの話が報告された。
埋却ダイオキシンに関する問題も触れられ、町は岩手県の連絡協議会に参加し、今後も国への要望活動を通じて問題解決を目指す方針を示した。最後に、物価上昇が農家に与える影響について、肥料や飼料の価格高騰に対する支援策が提示され、今後の動向を注視しつつ農家を支援する必要性が語られた。