令和2年9月25日、東海村議会において、第3回定例会が開催された。
本議会では、出席議員全員が出席し、進行がスムーズに行われた。最初に、議事日程第1から続いて、様々な議案の審議が行われた。
最も重要な議題の一つは、追加議案の上程であり、山田修村長がその概要を説明した。今回の追加議案は、工事請負契約などの人事案件を含む合計5件に関連し、特に旧中央公民館解体工事に関する契約が重要視された。村長は、電子入札で約7909万円で落札したことを明らかにし、これにより工事の進捗が期待されていると述べた。
また、委員会提出議案として、鈴木昇議会運営委員会委員長が、新型コロナウイルスの影響で地方財政が急激に悪化しているとし、地方税財源確保の必要性を訴える意見書について発言した。この意見書は、地方自治体の財源強化を求めるもので、全議員の賛同を得て採択された。
続いて、議案審議が行われ、議案第60号から第80号までが次々と進行された。特別会計予算決算に関連する議案については、各委員会からの報告が行われ、それぞれが原案どおり可決された。特に、議案第65号の一般会計補正予算は、全会一致で可決され、村の財政が安定する見込みである。
さらに、議案第78号の旧中央公民館解体工事の質疑では、利用者からのアクセス改善の要望が示され、費用や工事内容について関田秀茂福祉部長が回答した。特に、スロープを設ける計画があることや、駐車場整備への工夫が求められている。
最後に、請願に関する議論が展開され、請願第2-1号については冤罪被害者救済に向けた意見書の提出を求めるもので、全会一致で採択された。この意見書は、刑事訴訟法の再審規定の改正を求めるもので、多くの議員から支持を受けた。
その後、正式に本会議は終了し、事務局が所定の手続きに従って会議録を作成し、議長と署名議員により署名された。全議題が無事に終了し、村の行政運営は今後も進化を遂げると期待が寄せられる。