令和元年第352回三木市議会が開催され、重要な議題が審議された。
議題には、国民健康保険特別会計の補正予算が含まれており、財源不足が生じたことから翌年度への繰り上げ充当が提案された。議員の質問に対し、健康福祉部長の岩崎国彦氏は、加入者数の減少が大きく影響していると説明した。特に、高齢者の移行や地元企業の影響が指摘された。
また、国民健康保険税条例の改正案があり、課税限度額の引き上げと軽減措置の対象拡大が目指されている。大眉均議員は、軽減措置の拡大効果について質問し、健康福祉部長は影響を分析した結果を報告した。
さらに、介護保険関連の議案についても言及され、地域住民のニーズに応じた制度の見直しが求められた。市の介護保険条例の改正案については、利用者の経済的負担を和らげるための具体的な方策が議論された。
議題の中には、アフタースクール事業における運営体制や保育士不足の問題も取り上げられ、ボランティア支援の必要性が強調された。市は、地域住民との連携を深めることで、多様な支援体制を構築することが求められる。
最後に、健康寿命の延伸に向けた施策が示され、特にフレイル予防に関連する取り組みが重要視されている。一部議員からは、啓発活動の強化や市全体での健康促進施策の推進が求められた。市長の仲田一彦氏は、今後の施策展開について意欲を述べた。
この日、市議会では様々な意見が交わされ、三木市の今後に向けた重要な施策が進められつつある。