令和6年5月14日、三木市議会臨時会が開催され、重要案件が審議された。
この日は、三木市福祉医療費助成条例の改正と新教育長の任命が主な議題となった。市長の仲田一彦氏は、条例の改正が兵庫県の実施要綱の変更に伴うもので、租税特別措置法の改正に基づく内容と説明した。また、新しい教育長についても、先代の大北由美氏の再任を求め、議会から承認を得た。
仲田市長は、三木市が「消滅可能性自治体」から脱却したと強調し、これは「人口戦略会議」の分析結果によるものと語った。特に、20歳から39歳の女性の人口減少が改善されている点が挙げられた。これにより、今後も持続可能な市民社会を築くための施策を続ける意向を示した。
議会では進行中の手続きの簡素化やデジタルサービスの導入に関しても言及された。新たに提供される「おくやみナビ」のサービスは、死亡届を提出した際に必要な手続きを明確にするもので、市民の利便性が高まることが期待されている。仲田市長は、デジタル窓口により「書かない、待たない、迷わない」手続きが実現する様子を説明し、今後の街づくりにも関わる部分として強調した。
また、議長選挙や副議長選挙も行われ、新議長に古田寛明議員、副議長に岸本和也議員が選出された。古田議長は新たな職務に対する感謝の意を表し、円滑な議会運営に努める姿勢を示した。
市議会は、より良い市民サービスの提供に向け、重要な人事案件や条例改正についての決定が行われたことを受けて、今後の市政に寄与する意向を示した。特に、新人事の選任や市民の生活を向上させる新たな施策の実行に向け、さらなる議論が期待される。