令和6年4月16日に開催された第380回三木市議会臨時会において、重要な議案が審議され、適切な決定が下されました。
本日は、主に三木市税条例と都市計画税条例、国民健康保険税条例の改正に関する専決処分についてが取り上げられました。また、控訴提起に関する議案も議題となっています。
市長の仲田一彦氏は、開会あいさつで新年度を迎えた市の状況を説明し、地域コミュニティの活性化について言及しました。コロナ禍からの回復の象徴として、多くの市民が地域行事に参加し、交流を深めている様子が見られています。
特に、みっきぃ☆健康アプリの登録者数が6000人を超えたことが紹介され、地域の健康意識向上に寄与していると強調されました。市長は、さらなるデジタル化の進展を目指し、市民サービスの向上を目指すと述べました。
報告第2号に関して、専決処分として承認された三木市税条例の一部改正では、住民税に関する軽減措置が提案されています。この改正により、納税者及びその扶養家族に対して、1人当たり1万円の控除を行うことが決定しました。
また、都市計画税条例と国民健康保険税条例にも同様の負担軽減措置が盛り込まれ、特に国民健康保険税については、課税限度額の引き上げと軽減措置の拡大が図られることとなりました。これらの改正は、地域住民にとって大きな負担軽減となる見込みです。
控訴提起議案も重要なテーマとして扱われました。捩れのある事案として、平成30年の台風による損害賠償請求訴訟が取り上げられ、被控訴人から損害賠償が求められています。市側は、倒木の管理について注意が欠けていたかが論点とされており、議会では慎重な審議が行われました。
すべての案件が審議され、原案通りに承認されたことが報告される中、議長の松原久美子氏は、急な招集にもかかわらず適切な結論に達したことに感謝の意を表しました。今後も市の発展を促すための取り組みが続けられることが期待されます。