令和2年3月9日、三木市議会は、355回の定例会を開催した。
この定例会では、2020年度の一般会計予算に関する議案が審議された。注目の話題は、特に児童見守りの視点から、手話動画配信事業についての予算の位置づけである。この事業に対して日本共産党の板東聖悟議員は、手話動画配信に関する支援が必要であると指摘した。
板東議員は具体的に、手話通訳や動画編集に掛かる実費が10万円という額に対して、その内容の充実を求めた。健康福祉部長の岩崎国彦氏は、手話をコミュニケーション手段とする方々への配慮として、障害者手帳を持つ難聴者が約200名、その中で手話を日常使用する方が30名ほどいると回答し、この映像配信の必要性を強調した。
また、次世代型スマート窓口に関する研究も行われており、市民サービス向上が期待されている。文句を言った板東議員は、窓口業務の効率化が既存の職員に対する影響を引き起こすのではないかとの懸念を示した。
さらに、神戸電鉄六月駅の再生計画についても言及され、駅の外観や機能をどう整備するかが重要なテーマであると厚生部長が述べた。この駅の外観に関する意見調査によると、様々なデザインの要望があったが、今後の市民参加を通じて整備を行う意向があると強調された。
加えて、災害時の電源供給用電気自動車の導入が提案され、実用性があるのかどうか、様々な意見が交わされた。市は、電気自動車を公用車として普段使うことで、その機能性向上を目指し、柔軟な対応を図っていると解説した。
この定例会推進においては、地域活性化の一環で、ゴルフ選手権春季大会の誘致が重要テーマとなり、三木市がゴルフのまちとしての魅力を示す機会として、そこに寄与することを目指す議論が行われた。