令和５年５月16日、三木市議会の臨時会が開かれ、重要な議題が審議された。この臨時会では新たに選出された議長や副議長、委員会メンバーが決定し、议案の提出が行われた。
大眉均臨時議長が開会を宣言し、市長仲田一彦が開会挨拶を行った。仲田市長は、農作業の繁忙期を迎え、新型コロナウイルスに対する市の対応について強調した。また、子育て世帯への支援やコロナウイルス対応策を紹介し、日常生活への回復に向けた取り組みを述べた。
日程に入ると、まず議長選挙が実施され、松原久美子議員が15票の支持を受けて選出された。続いて、副議長に古田寛明議員が選任され、議会運営委員や常任委員の選任も行われた。
次に、議員提出議案第１号として、三木市議会委員会条例の改正が提案され、各会派から賛同を受け可決された。大西秀樹議員が提案したこの条例改正は、議会運営委員の定数を７人から６人に改めるものであった。
報告された専決処分に関しては、三木市税条例や国民健康保険税条例の改正が含まれ、それぞれ新たな税制の見直しを行うものである。特に国民健康保険税の課税限度額の引き上げや軽減措置の拡大が注目された。
閉会に際して、仲田市長は議員の審議に感謝を述べるとともに、児童扶養手当の受給世帯への給付金支給を今月26日に予定していることを伝えた。また、自転車専用通行帯の供用開始や、観光名所への誘客を進める重点地となるエリアの指定を行ったことも報告した。
新しい議会体制の下で、今後も地域活性化や感染症対策などさまざまな課題に取り組んでいく姿勢を見せた。議会は円滑に運営され、すべての議案は原案のとおり承認され、議論の結果としての新たな方向性を示すことができた。