令和4年12月7日、三木市市議会の第373回定例会が開催された。
この日は、特に「さんさんギャラリーオアシスの存続を求める」請願や控訴の提起についての議題が大きく取り上げられた。
市長仲田一彦氏は、平成26年に起きた三木市立緑が丘中学校での転落事故に関する控訴の提起について説明した。教育振興部長横田浩一氏も、事故当時、生徒の異変に気付けなかった体制について、注意義務が果たされていないとの判決を不服として控訴する考えを示した。
議論の中で、日本共産党の大眉均議員は、控訴の理由について詳しい質疑を行った。この事故の詳細な背景は、学校が適切に対応しなかったのではないかとの指摘もあり、議員は体育教諭にも注意義務があったのではないかと主張した。
さらに、令和4年度三木市一般会計補正予算の議案が提案された。市長の説明によれば、控訴提起に必要な仮執行の担保として、費用を新たに計上する必要があるとのことだった。議会はこの予算に関し慎重な審議が求められており、特定の意見が集まっている。
この日の会議では、行政の透明性や公平性が強調され、議員からは情報公開や市民との対話の重要性が再確認された。また、控訴に関する市長の提案が議会で賛成を得られなかったため、今後の方針が注目される。