令和5年第376回三木市議会の定例会が6月1日に開会された。
この日、松原久美子議長は冒頭の挨拶で、市政に対する議員の努力に深く敬意を表し、慎重な審議を求めた。
市の仲田一彦市長は、会議の開会に際し、クリーン作戦の実施に感謝を述べ、教育の方向性を強調した。特に、吉川地域に新たに設置予定の小中一貫校について言及した。
また、三木市は5月22日、全国28の自治体が選ばれたSDGs未来都市に選定された。これは三木市が持続可能な開発を実現していくための重要なステップと位置付けられている。さらに、仲田市長は、産官学民が協力して進める青山7丁目団地再耕プロジェクトの取り組みも紹介した。
議会では、計5件の議案が提案された。その中で特に注目を集めたのは、職員特殊勤務手当に関する条例の改正。これは新型コロナウイルスの分類変更に伴う措置であり、国の規則に準じて進められた。この他にも、火災予防条例、税条例の改正が議論されることとなった。
令和5年度一般会計の補正予算案では、新型コロナウイルス感染症対応の給付金支給が提案されており、低所得世帯への経済的支援が強調されている。一方で、消防団の安全な活動を確保するための衣服整備も進行中で、迅速に対応が進められている。
最後に、議会では制定されるべき工事の協定締結についても慎重な審議が行われることが決まった。これにより、住民が満足できるインフラ整備が目指される。議員たちはこの議案についても真剣に向き合う意向を示した。
今後、議会は28日間の会期を持って議論を続け、市民のために必要な決定を行っていくことが期待される。