令和3年第363回三木市議会定例会が3月9日、三木市役所で開催された。
本議会では、令和3年度一般会計予算をはじめ、様々な議案が上程され、議員からの質疑が行われた。特に注目されるのは、「令和3年度三木市一般会計予算について」であり、市民生活に深く関わる内容が提案された。
初田稔議員は、令和3年度一般会計予算の一環として、スマートインターチェンジの整備費について質疑した。彼は、地道な整備工事が必要であり、特に「交通の要所であるこの地域の活性化に寄与することが期待される」と述べた。また、彼はインターチェンジ周辺の開発についても言及し、民間活力を生かすことが重要であると強調した。
また、三木産酒米の「山田錦」に関する議案も取り上げられた。この推進事業にあたる予算の中には、国内外へのPR活動が含まれており、サントリーとの協力による"国際SAKEセレクション"への出品を通じて、ブランド化を図る狙いがあると説明された。この点について、議員は市民の理解を得るための啓発活動の重要性を訴えた。
市民生活に密接に関連する「高齢者のフレイル予防対策」についても議論された。具体的には、コロナ禍での活動自粛がもたらした影響を鑑み、高齢者が社会生活に参加することの重要性が論じられ、「地域住民が主人公となりフレイルを予防する活動が必要である」と述べられた。
また、乳幼児医療助成制度に関する発言もあり、予算案に対する反響がある中で「高校生医療費の拡充が求められる」とし、徐々に進む制度改革の行方が注目された。さらに、地域再生計画の見直しや新型コロナウイルス感染症対策に関する質疑も行なわれ、今後の発展に期待が寄せられている。
この会議では、様々な意見や提案が飛び交い、市民生活に密接に関わる課題に対し、明確な議論が展開された。議員の間では、地域の将来や制度改革に向けた真剣な議論が続いており、三木市の発展への期待が高まる中、戸惑いの声も聞かれた。市民の参加が促進され、共同の力で解決していく方針が再確認されることが求められている。