令和3年3月11日、兵庫県三木市の市議会定例会で、31件の議案が一括して議題に上がった。
主な内容は、市の支所設置条例の改正や、各種の福祉、医療・保険に関する条例の見直し等である。
特に、令和3年度の一般会計予算についての質疑が注目を集めた。
大西秀樹議員は、一般会計当初予算の基金について質問し、ガーデンシティみき創生基金の残高の減少を懸念した。
彼は、基金が0になる見込みであることを指摘。
このままでは将来への備えが不十分ではないかとの懸念を表明した。
回答した総務部長の石田寛氏は、一般会計には9つの基金が設置され、ガーデンシティみき創生基金がその1つであると説明した。
彼の説明によれば、この基金は市民の誇りと愛着を持てるふるさとづくりを目的に設けられ、令和3年度の予算に基づいた使用が進められているという。
また、農業施策についての質問もあり、大西議員は現在の農業の厳しさを強調した。
彼は、農地集約化に向けた農業施策が必要であるとし、それに関連する取り組みや支援の状況について詳細を求めた。
当局も、農地バンクを活用した農地集約化や、農業者の意識を高める取り組みが進行中であると答弁した。
さらに、農業振興課の新設や人員配置についても言及し、地域農業の発展に寄与する姿勢を示した。
健康福祉部長は、認知症施策の拡充についても言及し、認知症カフェの運営支援が行われることを明らかにした。
具体的には、地域住民を対象に月1度の開催を支援し、そこでの活動の活性化を図っていくとのことだ。
最後に、教育関連の質疑として新型コロナウイルスの影響下、教育課程の工夫や児童生徒の心のケアについて触れられた。
教育振興部長横田浩一氏は、感染対策を徹底しつつも、児童生徒が豊かな学校生活を送れるよう取り組んでいることを強調した。