令和5年第376回三木市議会定例会が6月13日に開かれた。
議題には、教職員定数改善や高齢者温泉施設利用助成制度の復活が含まれ、さまざまな意見が交わされたことが注目されている。
特に、戸田昌樹議員が挙げた教職員定数に関する請願では、義務教育費国庫負担制度に関する意見書採択を求めた。
「教育環境の改善は急務です」と強調し、国に対しても予算措置を促す必要性を訴えた。
また、高齢者温泉施設等利用助成制度の復活に関する請願では、「廃止されたこの制度は多くの高齢者にとって貴重な支援でした」との声が上がり、市民からの切実な要望に対する回答が求められた。
議案に関しては、三木市職員特殊勤務手当を定める条例の一部改正や、税条例の改定といった重要な議論が行われ、これらの改正は市の財政に大きな影響を与えるとされている。特に、第28号議案の一般会計補正予算第2号に関しては、し尿処理施設の大規模改修についても詳細な質問があり、いわゆるDBO方式導入に向けた疑問が提示された。
「今回の補正予算には、DBO方式を採用することによるコスト削減効果が見込まれています」と市民生活部長が説明した。
議会全体を通じて、不登校対策や教育環境の整備、地域活性化を目的とした提言が聞かれ、特に戸田昌樹議員は地域農業計画や子どもたちの教育環境整備について強い意欲を見せた。
最後に、今後の議会活動には、地域住民との対話を深めながら多様な要望に応えていくことが求められ、議員からは「市民の声を真摯に受け止め、施策へ反映させていくことが重要」との発言があった。