令和2年第361回三木市議会定例会が開催された。会議では、重要議案として育休退園制度の改正請願や複数の条例改正案についての審議が行われた。特に育休退園制度に関しては、草間透議員(よつ葉の会)が制度の見直しの必要性を訴え、出産後も保育園に継続して預けられる環境を整えるよう呼びかけた。これに対し、市長の仲田一彦氏は「制度の運用を見直し、より柔軟な対応を検討する」と答弁した。
また、令和2年度三木市一般会計補正予算(第6号)に関する報告も行われ、補正予算の内容について質疑が続けられた。特に、草間議員はアジサイフローラみきの整備に関する質問を行った。昨年度、市内企業の協力により、アジサイ園の整備が進み、約8,500人の来客があったと報告されており、引き続き来年度のオープンに向けた準備が進められている。
市はまた、全国高等学校・中学校ゴルフ選手権春季大会の準備も進めており、今回の補正予算には774万円が計上される。部長は、「この大会の合宿に伴う経済効果を見込み、観光資源としての潜在的な価値を活用していきたい」と述べ、地元経済への影響を強調した。さらに、単独での支援を行うため、国や県と連携した継続した支援策も模索していることが報告された。
議長の指名により、会議録署名議員が選定された後、全議案に関する討論が行われ、無事に審議が終えた。市民の声に応える形で、今後も市の発展が期待される。