令和4年5月13日に開催された第370回三木市議会臨時会では、複数の重要議案が提案された。
主な議題は、専決処分による税条例改正や監査委員の選任、補正予算の承認である。
仲田一彦市長は会議で、地方税法改正に伴う自治体の税制改正について言及した。
この改正により、固定資産税、都市計画税、国民健康保険税が見直される。
具体的には、土地に係る固定資産税の上昇幅が、現行の評価額の5%から2.5%に抑えられるという改正案が承認された。
続いて、都市計画税と国民健康保険税も同様の措置が適用され、課税限度額が引き上げられることとなった。
また、新型コロナウイルスによる影響で消費が落ち込んでいる状況を受けて、仲田市長は補正予算案を提示した。
この補正予算案では、消費喚起策としてプレミアム率30%のお買物券事業が組まれている。
吉川町商工会が毎年実施している商品券も同様に、プレミアム率を引き上げる方針が示された。
さらに、議会内では議長と副議長が辞職したため、それぞれの後任が選挙で決定された。
新議長には堀元子氏が選出され、副議長には藤本幸作氏が選ばれた。
堀新議長は就任の挨拶の中で、議会の円滑な運営に尽力することを約束した。
市長は新議長に祝意を表し、引き続き市政の発展に協力を期待すると述べた。
また、議会運営委員および各常任委員の選任も行われた。