令和4年第372回三木市議会定例会が始まり、
数多くの議案が議題として提案された。
本定例会では、条例の制定や一部改正、補正予算、決算認定等、合わせて16件の負託が議会にかけられる見通しである。
市長の仲田一彦氏は、開会の挨拶で新型コロナウイルスの影響や、その対策について言及した。
感染者数の高止まりをふまえ、抗原検査キットの無料配布やワクチン接種の進展を強調。
特に、三木市太陽光発電施設の設置に関する条例の制定が注目を集める。
この条例は市内の発電施設設置の規範となることを目指している。
市内における景観保全や生活環境の保全を意識し、発電出力に応じた設置基準を設ける。
仲田市長は、「地域社会との調和を図るためにも、この取り組みは重要」と述べた。
その一方で、職員の勤務時間や育児休暇に関する改正条例も上程された。
男性職員に向けた育児参加休暇の拡大が含まれ、
育児支援の促進をさらに進める狙いがある。
また、令和4年度の一般会計補正予算についても議論される予定。
新型コロナウイルスへの対応を含む緊急経費の追加が主な内容だ。
市の財政基盤を強化するための提案もなされており、各議案については慎重な審議が見込まれる。
市議会は来月29日までの日程で実施され、重要な決定がなされることになる。
市民が安心して生活できる環境作りが求められ、今後の議論が注目される。