令和3年第367回三木市議会臨時会が開催された。日々の秋の深まりを迎え、議員は公私多忙のところ来会し、臨時議会の開会を迎えた。今期の審議では、地方創生臨時交付金を活用した支援や最近の豪雨による被害復旧に関する補正予算が議題に上がった。
市長の仲田一彦氏は、挨拶において地域の特産品である山田錦の刈取りの順調さを報告しつつ、コロナ禍における日本酒の需要減少に懸念を示した。生産農家への支援が重要であり、事業継続に必要な施策を講じる方針を発表した。また、新型コロナウイルスの影響を受ける中小企業への追加支援を行う姿勢も示した。
本議会では、特に第62号議案である一般会計補正予算が議論を呼び起こした。新井謙次議員が質疑を行い、特にひとり親世帯への食料支援事業に関して質問を投げかけた。この事業は地方創生臨時交付金を使ったもので、単に金銭的支援だけでなく、食材を配送し親と子が選ぶ楽しみも提案されている。健康福祉部長の井上典子氏は、食料品の内容や対象世帯、実施スケジュールの詳細を説明し、支援の重要性を強調した。
質疑では、事業の柔軟性や適切な支援方法に関しても意見が交わされ、参加者は支援内容の充実を求めた。井上部長は、対象者への通知方法や食材の選函について工夫する考えを示し、地域特産の利用も層面での対応として約束した。
最終的に、議題の第62号議案は全会一致で可決された。この結果、三木市は地方創生臨時交付金を最大限に使った幅広い事業者支援を実施することが決まった。市の対応は、環境の厳しい状況を背景に市民生活の維持を目指している。
今日の議会はここまでとなり、改めて議会のあたたかい支援に感謝の意が表明された。市長からも閉会の挨拶があり、今後の目標や方針が明示された。市民に向けたワクチン接種の促進や各種施策の拡充にも触れられ、三木市の未来に期待する声が高まっている。