令和元年12月20日に開催された第354回三木市議会定例会では、さまざまな重要議案が審議され、改正や制定が行われました。
最初に、議長の泉雄太氏が開会を宣言しました。議事が進む中、報告第4号として温泉交流館条例の一部改正が提起されました。また、第53号議案に関する討論では、大眉均議員が市の基本構想及び基本計画の策定について反対の見解を示しました。彼は「市民の生活が厳しい状況で、長期的な計画が市民の意見を反映していない」と強調しました。
さらに、第55号議案および第56号議案では、議会の議員報酬や市長の給与に関する改正が議論され、これらの改正についても慎重な意見が出ました。大眉議員は報酬審議会の開催が9年以上も行われていないことを指摘し、市民の意見を十分に尊重するべきだと述べました。
また、第58号議案では手数料条例の一部改正について、日本共産党の賛否が分かれました。大眉議員は、マイナンバーカードを活用した証明書の発行手数料が窓口より安くなることに疑問を呈し、個人情報の保護等に関する懸念を示しました。
続いての議題として、第59号議案におけるホースランドパーク条例の改正が提起され、料金引き上げが市民に与える影響についても議論されました。さらには、第65号議案での指定管理者の選定プロセスについても透明性が求められ、反対意見が出ました。
最後に、教育委員会の委員の任命について同意を求める第74号議案が取り上げられ、問題なく採決されました。市長である仲田一彦氏は議会における重要案件の審議結果に感謝の意を表し、今後の市政の発展への協力を要請しました。議会は、全ての議案について適切な処理を経て締めくくられました。