令和4年第372回三木市議会定例会は、複数の議案を審議し、多くの重要な決定が行われた。
特に、三木市都市公園条例の一部改正案について、大眉均議員が反対討論を行った。彼は有料化されるスケートボードパークの改修について、利用者の声を反映してほしいと訴えた。改修が計画的に行われることを確約する姿勢は理解されており、即レスポンスが求められている。
また、利用料設定に関しても議論が行われ、近隣他市と比較して料金が高くなる可能性を指摘した。特に実際の利用者の登録状況を考慮する必要があると述べた。さらに、スケートボードパークは小中学生の使用料金が一般の額と同じであることや、未就学児に対する料金取り扱いについても疑問を投げかけた。
第60号から第63号議案までの人事案も一括して審議され、市長の提案に基づく人選が承認された。この中には、新たに教育委員会委員に任命される稲見秀行氏の人事も含まれており、今後の教育政策に影響を与える重要な議決である。
また、物価高騰に対する対策として、令和4年度三木市一般会計補正予算が審議された。市長の仲田一彦氏は、緊急支援として住民税非課税世帯に給付金5万円を支給することを説明した。これは、物価高騰の影響を受ける世帯への支援策であり、早急に実施される意向である。この預算案も全体として賛成多数で通過した。
本定例会では、独自の取り組みとして、健康アプリの運用開始が報告され、市民の健康促進やデジタル化推進に向けた取り組みも紹介された。市政はいよいよ市民の声を反映し、地域のニーズに応じた施策に注力する方針を示している。