第383回三木市議会定例会が令和6年9月30日に開かれ、各議案が慎重に審議された。
特に、情報通信技術の利用を促進する条例改正や税制の見直しが取り上げられ、多くの議員から意見が述べられた。総務文教常任委員会では、第49号議案、三木市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の一部を改正する条例が関連して議論され、全員一致で原案が可決された。
また、第50号議案、三木市税条例の一部を改正する条例についても同様に議論され、多くの議員が賛同し、可決されたことが報告された。さらに、土地改良事業補助金制度の見直しに伴う第51号議案も重要な議題であった。特に、飼い主のいない猫の不妊・去勢手術費の助成に関連する施策が検討された。
民生産業常任委員会では、令和6年度三木市一般会計補正予算(第2号)や国民健康保険特別会計補正予算における経営状況も焦点となった。松原久美子議員は、保険者努力支援制度の交付金増加が受診率向上によるものであると評価しつつ、今後の収支見通しについて注意を促した。
その後、教育委員会や公平委員会等の委員任命に関する各議案も手続きされ、すべてが原案通り可決された。市長の仲田一彦氏は、議案のスムーズな通過に感謝の意を表明し、全議員の努力を称賛した。
閉会挨拶において仲田市長は、豪雨災害の影響を受けた方々へのお見舞いの意を表し、復興に向けた取り組みを呼びかけた。また、今後の市制施行70周年に向けたイベントなどの紹介も行い、市民との連携を強調した。特に、全国ネット番組とのタイアップにより、三木市の魅力を全国に発信することが予定されている。仲田市長は「市民と共に未来を築くために、持続可能なまちづくりを推進していく」との決意を示した。