令和4年第369回三木市議会定例会が開かれ、18件の議案が審議された。
特に議論が注目されたのは、三木市立認定こども園等の設置及び管理に関する条例の改正についてである。新井 謙次議員は、緑が丘東幼稚園の閉園時期を延長する修正動議を提出した。これは、地域住民や保護者の強い要望に応えるものであり、結果として議会は原案を修正し、閉園時期が令和9年3月31日まで延長されることが決定された。
また、予算関連では、令和4年度三木市一般会計予算と国民健康保険特別会計予算が一括して可決された。これにより、特に低所得者に対する保険負担の軽減策に注目が集まった。大眉均議員は、保険税の引き上げは多くの市民に負担を強いるものであり、財政健全化のためにより平等性のある制度の検討を求めた。これに対し、仲田 一彦市長は、生活支援や健康推進の重要性を再確認し、更なる努力を誓った。
さらに、意見書案第1号として「誰一人取り残さないテレビ視聴対策を求める意見書」が可決され、デジタル化の進展に伴う情報格差の解消に向けた動きが業界で進められることとなった。