令和2年第356回三木市議会臨時会が4月28日に開催され、各議案が審議された。
新型コロナウイルス感染症の影響で、非常に重要な議会であることが議長の泉雄太氏の開会挨拶で強調された。特に、市民の生活を守るための緊急支援に関する補正予算が提案され、注目を集めている。
市長仲田一彦氏は挨拶で、国からの緊急経済対策が議会での承認を経て、早急に市民へ届けられることを期待していると述べた。また、県による補正予算成立を受けて、市独自の支援策を実施する重要性が指摘された。
実施された専決処分の内容には、三木市税条例及び関連条例の改正が含まれ、特に国民健康保険税の課税限度額を上回る160万円への引き上げが講じられることとなった。これにより、地域の中小企業にとっての経済的負担軽減が図られる。
また、議案第27号では、新型コロナウイルス感染症関連の補正予算案が提案され、特別定額給付金が1人当たり10万円支給されることとなる。この措置は市民の生活において重要な意義を持つものと評価されている。
質疑応答において、板東聖悟議員は中小企業事業継続支援事業の必要性を問う。市長は、この支援が地域経済を支援し、雇用の維持に重要であることを強調した。また、休業要請を受けた事業者への支援の具体的な内容についても、各担当者が応答した。特に、飲食業や宿泊業に対して支援金を支給する取り組みに関して、市の協力と県の負担の均衡の重要性が改めて表明された。
最終的に、すべての提案された議案が承認され、議会は閉会した。市長は、今後も市民の支援に尽力し、コロナの影響を最小限に抑えるために全力を尽くす意志を示した。