令和5年5月31日、芦屋市の建設公営企業常任委員協議会が開催された。
会議では、JR芦屋駅南地区再開発事業が主要な議題として取り上げられた。この事業は、令和2年2月に設置された特別委員会での調査を基に現在進行中であり、今後の計画見直しが求められている。
高島市長は今回の事業について、市民へのインターネット中継を通じた透明性の確保を強調した。具体的には、「緑があふれ居心地よく、歩きたくなる芦屋らしい駅前再開発」というコンセプトを打ち出し、5つの原則を設けて今後の計画を進める意向を示した。具体的な原則には、緑地の確保、集える場所の創出、歩行者の安全確保、未来志向のまちづくり、地権者の生活を守ることが含まれ、さらなる充実した市民サービスを目指すことが明かされた。
事業の計画見直しに際して、特定建築者の公募が一時中止となったことで、発表タイミングが議論を呼ぶ原因にもなっている。市議会でも質疑が活発に行われ、特に地権者との対話や市民のニーズをどのように反映させるかについて、多くの意見が交わされた。