令和4年第2回2月定例会では、釧路市議会がロシアによるウクライナへの軍事侵略に対する決議を全員一致で可決し、国際法の遵守やロシア軍の即時撤退を求める姿勢を強調した。
特に、決議案を提出した金安潤子議員は、ウクライナ侵略が国際社会の秩序を揺るがす深刻な事態であることを指摘。
また、松永征明議長は皆に感謝を述べ、委員会付託や討論を省略して直ちに採決に入ることを提案し、全員の賛成で可決したことを報告した。
さらに、議会内では新型コロナウイルスに関する質疑も行われ、特に感染防止策や医療体制の強化が重要視された。特定の議員からは、保健所の対応の遅れや医療機関への負担軽減について意見が出された。
また、牛乳消費を促進するための施策も重要課題の一つとして取り上げられ、乳製品減少の背景や消費増加に向けた取組についても話が及んだ。市は、牛乳供給の安定に向けて、学校給食などでの利用促進を進める方針を示しており、他の自治体の取り組みにも注視していく意向を表明した。
さらに、阿寒・音別地区の交通支援についても議論。高齢者向けの外出支援が進められているが、より広範な年代層への支援を模索していく必要性が指摘された。特に、都心部へのアクセスを容易にすることが課題として挙げられた。
地域おこし協力隊の活用促進にも言及され、協力隊の活動が釧路市の課題解決に寄与することを期待する意見が唱えられた。具体的には、農業や観光、環境保護活動において協力隊の存在意義が大いにあるとされ、活躍の場を広げるべきとの提案もなされた。
最後に、子育て支援と少子化対策の必要性が強調され、現状の政策の評価や、将来に向けた具体策を検討するよう呼びかけられた。特に、財政的な制約下でも市民のニーズに即した支援を充実させる工夫が求められた。