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釧路市、人口減少対策とRPA導入を強調

釧路市議会は、定例会で人口減少対策やRPA導入について討議。市長は「最大の課題」と強調。
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釧路市議会は令和元年第6回12月定例会を開催した。多くの議題が取り上げられ、特に人口減少及びそれに伴う施策の重要性が強調された。市民からの信頼が求められる中、今回の質疑では、月田光明議員が釧路市まち・ひと・しごと創生総合戦略の第2期について質疑を行った。彼は、過去5年間の成果が人口減少にどのように影響したのかを問うとともに、特に合計特殊出生率を2.07に引き上げる目標について市長にその実現可能性を尋ねた。市長は「最優先課題として認識している」と強調し、経済の活性化や雇用創出が出生率向上につながるとの見解を示した。

続いて、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入について、月田議員は導入による業務の効率化に対する期待を語った。市の総務部長は、すでに導入に向けた検討が進んでおり、来年度には法人市民税の電子申告業務で検証実験を行う予定であると明言した。

次に、子どもへの貧困対策とその施策に関する議論も行われた。梅津則行議員が、特に住宅支援策や大学の授業料減免策について市の考えを問うと、こども保健部長は、経済的困窮家庭への支援が重要であるとした。しかし、釧路市内での貧困状況の具体的な数値の提示は難しいと認めた。\n

また、音別町の認知症高齢者グループホームの運営問題も取り上げられた。センター長は、マンパワー不足が主な原因であると説明したが、住民にとって必要不可欠な施設の再開に向け、努力を続ける意向を示している。\n

一方、今回の定例会では、釧路市の観光振興においてグランピング事業の展開にも期待が寄せられている。実際に市の観光振興担当部長は、地域の自然資源を生かした新たな観光コンテンツについて評価した。\n

市立病院の関連事項も議論された。来年新棟の建設が進む中、緩和ケア病棟やヘリポートの整備についての具体的な計画はまだ決まっておらず、引き続き院内の協議が必要とされている。

議会開催日
議会名令和元年第6回12月定例会
議事録
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