令和元年第3回釧路市議会の臨時会が開催され、重要な議案が審議された。
午後1時、議長の松永征明氏が議会を開会と宣告した。
この日の議題は、議案第56号と議案第57号である。
議案第56号では、介護保険法に基づく条例の一部改正が提案されており、内容は低所得者の介護保険料軽減に関するものだ。
この件について、副市長の伴篤氏が提案理由を説明した。
基本的には、介護保険法施行令の改正に伴うものであり、保険料率の特例を設けるものである。
議案に対し質疑が行われ、梅津則行議員が発言した。
この議案について彼は、「なぜ2月の議会で提案されなかったのか」といった質問をし、理由を求めた。
福祉部長の奥山栄子氏は、改正を議会に提案するには政令の改正を待つ必要があったため、そのタイミングに合わせた経緯を説明した。
さらに、梅津議員は過去10年の介護保険料の比較を質問し、対象人数および軽減額の詳細を求めた。その結果、第1段階の対象者は16,263人で、軽減額は約1億4295万円に上ると回答された。
また、議案第57号では、宮田団議員を監査委員に選任する同意を求めるものであり、これも問題なく進行した。
市長の蝦名大也氏が提案理由を述べ、議会は質疑を行ったが、特に異論はなく同意が得られた。
登録されたすべての議案は逐次審議され、最後にCBC(市民協働ボード)などの活動を通じて市民の福祉向上に努める方針を確認した。
議会は午後1時24分に閉会し、松永議長は出席議員に感謝の意を示した。市民の福祉向上に向けた今後の動きが期待される。