令和3年12月28日、釧路市議会の臨時会が開催され、議案第111号が審議された。この議案は、釧路市の一般会計補正予算に関するものである。
まず、会期について了承が得られ、1日のみで実施されることが決定した。出席議員は27人で、議長の松永征明氏は会議の開会を宣言した。
続いて、議案第111号の提案説明が行われた。秋里喜久治副市長が登壇し、国の令和3年度補正予算に基づく急を要する事業について言及した。特に、住民税非課税世帯や子育て世帯への給付金について70億円を超える予算が追加されるという内容である。これにより、一般会計の総額は1,096億1,117万7,000円に達する見込みと説明された。
その後、提案内容に対する質疑はなく、議案は予算決算常任委員会に付託されることが決まった。委員会では、議員たちによる審査が行われ、その結果が報告された。
報告に際して、27番の酒巻勝美氏は、給付金配布に関する市民の意見を引き合いに出し、政府の制度設計に問題があったと指摘した。特に、市による現金給付のアプローチへ疑問を呈し、迅速な支援策を求めるコメントがあった。議案は最終的に原案通り可決されることが決定した。
議長の松永征明氏は、これをもって議会を閉会するとの宣言をし、午後2時03分に臨時会は終了した。