令和5年第1回釧路市議会の定例会が開催され、いくつかの議案が可決された。特に、議案第37号の財産取得に関する議論が注目を集めた。
議長の松永征明氏は、会議の開始を宣言し、議案についての審査が行われることを伝えた。議案第37号は財産取得に関するもので、具体的には行政キオスク端末の配置に関連している。これについて、日本共産党議員団の佐藤勝秋氏は、支所廃止に伴う市民の不便を解消できないと指摘した。
また、同氏は「コンビニに設置されているマルチコピー機と基本的に同じ機能でありながら、価格の比較が示されないため適正な価格か検証できなかった」とし、反対の姿勢を示した。一方、委員会の報告後に実施された採決では、議案第37号は賛成多数で可決された。
続いて、予算決算常任委員会からの報告が行われた。酒巻勝美氏は、令和4年度の釧路市一般会計補正予算を含む複数の議案についての審査報告を行った。議案第42号について、同氏は国直轄港湾工事への膨大な投資が行われること、加えて市債が充てられることを指摘し、反対の立場を採る意見も存在した。