令和3年第3回釧路市議会6月定例会が16日、始まりました。
本会議では、会期決定や提出された議案の提案説明が行われ、質疑や一般質問へと進みました。
まず、議長の松永征明氏は、おはようございますと会議を開会し、出席議員の確認を行いました。
栄えた釧路市は、経済面での課題が深刻視されており、今議会では事業承継、雇用状況、SDGsに関する議論が展開されました。
市長の蝦名大也氏は、新型コロナウイルス感染症の影響による市の状況についても報告しました。特に雇用状況について、数多くの企業が影響を受け続けていると述べました。やはり、軽視できない実情として、釧路市の職員からも現状をしっかり把握しつつ、支援体制を確立する必要があると、強調されていました。
また、子どもたちの交通安全についての指導が重要であり、特に自転車を利用する際の教育や、交通安全指導員の活動についても言及されました。近年、若手の交通安全指導員が高齢化しつつあり、対策を模索する必要があるという現状も伝えられました。現在、交通事故が多発する時間帯を考えると、地域全体で安全を守る取り組みが求められています。
さらに、各種SDGs目標を念頭に置いた市政運営が進められている状況でもあります。特に、釧路市では、持続可能な取り組みに向けた施策を推進し、地元自給自足型の農業の振興、新たな産業の育成が挙げられました。契機を得る意味でも、農業や水産業、さらに観光業の発展が期待されています。
本議会では、特に事業承継に関する課題についても大きな注目が集まっています。中小企業の後継者問題が深刻化しており、これに対応するための施策が必要であることが強調されました。雇用を守るために、早期にコンサルティングを行い、後継者の選定やまでの支援を行っていく考えが示されており、様々な施策を推進する意向が示されました。
今後も、釧路市町内会活動の活性化、地域資源の有効活用が進められていくことが期待されています。この会議を通じての議論が、釧路市の未来を一層明るくするための基盤となることが願われています。