令和3年第3回釧路市議会定例会が、6月25日に開かれた。
主な議題は発言取消しの件と、さまざまな議案及び意見書についてである。
議長の松永征明氏は、出席議員28名の定足数の確認を行った後、議事を進行した。
また、報告で、互選の議題として、釧路公立大学事務組合議会補欠議員の選任、釧路白糠工業用水道企業団議会の補欠議員、釧路広域連合議会の補欠議員の選任についての手続きを行った理由を述べた。
日程に挙がった議案のうち、議案第44号から第46号および第49号から第68号、加えて第70号の議案について、採決が行われた。
総務文教常任委員会の三木均議員は、議案第60号の土地取得について、反対意見も出されたことを報告した。
議案第49号の見直し提案を含む他の多数の案件は賛成多数により原案通り可決された。また、報告第5号も承認され、皆票で承認された。
意見書案についても議論された。
意見書案第3号「林業・木材産業の成長産業化に向けた施策の充実・強化を求める意見書」は、国土保全や温暖化防止に貢献するため、森林資源の循環利用を推進する旨が報告され、賛成多数で可決された。提出者の金安潤子氏は、森の整備が地域経済にも寄与する旨を強調した。
意見書案第4号についても同様に緊急性が指摘され、地方財政の強化を求めるものとして提案され、原案の通り可決された。岡田遼議員がその提案を行った。
一方で、土地利用規制法廃止に関する意見書案や、同性婚法制化に向けた議論開始を求める意見書案は、少数の賛成者で否決された。これに関する質疑応答が行われた際、議論は活発であったが、結論として反対意見が大勢を占める結果となった。
閉会にあたって、最後の議題である互選議案が成立し、各補欠議員の選任が無事に完了した。最後に、松永議長は、参加した議員の労をねぎらい、会議を終了すると告げた。