令和3年第2回釧路市議会5月臨時会が開かれ、重要な議案が審議された。
主な議案として、議案第42号の釧路市一般会計補正予算と議案第43号の介護保険条例改正が焦点となった。
秋里喜久治副市長は、議案第42号に関して、プレミアム商品券の発行に伴う増額を示し、「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業費として2億円を追加する」と説明した。
この補正により、一般会計の歳入歳出予算総額は977億2,207万6,000円に達すると述べた。
一方、議案第43号の改正については、介護保険法施行規則改正に基づく所得判定の見直しが行われることが確認された。
この取り組みにより、介護保険制度の公平性向上が期待されるとともに、地域住民の福祉拡充が見込まれる。
また、委員会の構成についても多く議論された。出席議員は28名におよび、そこでの委員選任がスムーズに進められた。
松永征明議長は、各常任委員会の委員選出を行い、それに続いて委員長や副委員長も選任されたことを報告した。
併せて、議会広報特別委員会や石炭対策等に関する特別委員会の新たな構成に関しても議題に上がり、委員の辞任や補欠選任が決定された。
今後、これらの組織体制がどのように機能していくのか、議会内外から注目されるところである。
本議会は各案件が原案通りに可決され、5月11日をもって閉会。
議長は最後に「議会運営において多くの皆さまのご協力のもと、順調に会議を進行できたことに感謝します」と述べ、会議を締めた。