令和5年第1回釧路市議会が開催され、市長の蝦名大也氏が市政方針を発表した。
市の発展に向けた戦略が示され、特に地域経済の活性化に重点が置かれている。蝦名市長は「全ての資源を活用し、プラス成長を目指す」と述べ、具体的な施策を提案した。
地域経済の発展のため、k-Bizによる伴走型支援や、地域資源の活用促進が行われてきたとも報告され、教育分野でも人材育成への取り組みが強調された。蝦名市長は、将来を担う子どもたちに「夢と希望」を持てる環境を整える姿勢を見せた。
また、自然災害への対策についても言及し、特別強化地域としての役割を実行する重要性が強調された。市長は「市民が安心して暮らせるまちづくり」を掲げ、具体的な施策として避難地域の解消を目指すと述べた。
新型コロナウイルスの影響が続く中、経済回復に向けた提案がなされ、ロシアのウクライナ侵攻などによる物価高の影響にも触れられた。蝦名市長は「この困難を乗り越え、一歩を踏み出す時が来た」と力強く語った。
次に、教育行政方針について、教育長の岡部義孝氏が発表した。教育長は「子どもたちが劇的に変化する社会に対応する力を育む」必要性を強調し、具体的施策の初年度を示した。
特に、学校教育における個別最適化と協働的学びの推進に注力する意向を示し、教育計画の相互連携についても触れられた。また、特別支援教育の充実や不登校児への支援策も考慮されることが言及された。
新給食センターの建設など、健康的な成長を支える環境整備についても計画が進められており、充実した環境での育成が期待されている。
釧路市では令和5年度 budgetの総額は1,853億930万9,000円であり、前年度比3.3%の増加。また、各アジェンダにおいて重要な役割を果たす公共料金改定や、地域医療への支援も含まれている。
今後も議会は議案調査を進め、重要な決定がなされる。議会は22日間の会期で設定され、各議案に対して審議が進む見込みだ。