羽島市議会第3回定例会が開かれ、主に新型コロナウイルスワクチン接種や公共施設の管理、企業誘致、そして社会的孤立対策について議論がなされた。
新型コロナウイルスワクチン接種について、市長の松井聡氏は第2グループへの接種体制について言及した。現在、高齢者から優先的に接種を行っている。今後は基礎疾患を持つ方への接種を促進する。
市内医療機関での個別接種と集団接種が実施されており、集団接種は不二羽島文化センターで行われる。特に、接種日を年齢順に指定する形で円滑な接種が進められている。市民からの意見も取り入れるべく情報提供が行われており、「かかりつけ医でのワクチン接種は安心できる」との声が寄せられていることにも配慮しなければならない。
また、公共施設の維持管理についても問題視された。特に羽島市は人口減少が続く中、公共施設の老朽化が進んでいることが指摘された。公共施設等総合管理計画の中で、推進すべき施策として、長寿命化や統廃合、機能の見直しなどが含まれている。高齢者福祉施設についても、更新に向けた具体的な検討が必要であると強調された。
社会的孤立については、特に高齢者の孤立化が進んでいるとのこと。この問題に対しては、ふれあいサロンやインターネットを介した相談体制の整備が必要とされている。人との交流基盤をどう構築するかが今後の課題であり、地域の活動を促進するための工夫が重要であるとされた。
最終的には、市民の意見を的確に把握し、公共施設管理や社会的孤立解消への取り組みを進める必要性が再確認された。