令和4年9月12日、羽島市議会の定例会が開催された。議事は会議録署名議員の指名及び一般質問が行われた。議長の南谷佳寛氏が開会を宣言し、議題に入った。
一般質問では、8番議員の安井智子氏が4つの標題について質問を行った。特に旧本庁舎のあり方については、旧庁舎の保存・利活用を含め、地元市民からの意見が必要とされていることが強調された。松井聡市長は、この旧本庁舎をどう扱うべきかは非常に重要な課題であり、財政的な側面や地域住民の意見を考慮に入れる必要があると述べた。
続いて、コロナ禍における職員体制についても質問がなされ、市役所の業務継続への取り組みが報告された。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、職員の出勤が厳しい状況が続いている中でも、市民サービスの維持が求められているとのこと。市民病院では感染症対策が強化され、発熱外来も設置されている。
安井氏は、旧本庁舎の利用価値を確認するための民間事業者からの提案募集中である事実も挙げ、その進捗の確認を求めた。市長は、今後の行財政運営への影響や安全性について専門的な見地からの検証が進められていると答弁。
そのほか、農地適正管理やごみ処理についても質問され、地域の清掃や環境保全に対する市の取り組みが紹介された。特に、家庭系ごみ有料化の進捗状況についても触れ、前年と比べて可燃ごみの排出量が減少しているとの報告がなされた。
全体の質疑応答を通じて、市長及び各部長が様々な課題に対して市民の声を重視しつつ、具体的な管理策と対策を講じている状況が伺えた。今後も市民の参加を促進しながら、地域の持続可能な発展を目指す姿勢が伝えられた。