令和元年第2回羽島市議会臨時会が開催された。
議事は、議長選挙、副議長選挙、各種委員会の設置や選任、
さらには多くの条例改正や予算についての議論が行われた。
初めに、山田紘治氏が臨時議長として議長選挙の進行を行い、
星野明氏が新議長に選出されると、議会の円滑な運営を目指す意気込みを述べた。
続いて、副議長選挙が行われ、藤川貴雄氏が選任された。
議会内では、特別委員会の設置についても検討された。
ごみ処理施設建設特別委員会、新庁舎建設特別委員会、
および議会改革特別委員会が設置され、全議員で構成されることが決定された。
各委員会は今後の課題について調査・研究を行い、
議会改革特別委員会は議会機能の充実強化を目指すことに重点が置かれた。
さらに、羽島市監査委員の選任も行われ、
議第34号として提出された監査委員には山田紘治氏が選出され、
その承認が得られた。これにより、
長年の経験を生かして監査業務に貢献する期待が寄せられている。
また、専決処分にかかわる報告がなされ、
羽島市税条例等の一部改正、国民健康保険税条例の改正、および一般会計補正予算が
次々と承認された。特に、羽島市税条例改正は、
住宅借入金特別控除の期間延長や、新たな特例措置の創設を含み、
消費税増税への配慮が見受けられた。
一方、国民健康保険税の課税限度額引き上げに関しては、
増税による影響が懸念される中での決定となり、
市民からの注目を集める内容となった。
議案に対しては花村隆氏が反対意見を表明し、
市民の負担増加を懸念する声もあったが、最終的には承認が得られ、
議会運営が進められることとなった。
臨時会は適切なる決定を経て閉会され、
市長の松井聡氏は議会の円滑な運営と市民の信頼を受ける議会を目指すと、
今後の協力を願う言葉で締めくくった。