羽島市議会は、令和4年9月の定例会において、公共施設の管理や消防職員の状況、インフラ整備に関する重要な問題を議論した。
はじめに、消防職員の自己都合退職が増加している現状について報告された。消防長の奥田豊氏は、現在の職員数は81名であり、定数88名に対する若干の不足が生じていることを認めた。特に、最近の自己都合退職者数が増加し、勤務体制に影響を及ぼす可能性があるとの懸念が示された。また、救急処置や災害出動に関しては、職員の柔軟な配置や外部からの支援を受けていると強調した。
次に、公共施設等の総合管理についても議論が行われた。現在の羽島市の公共施設は老朽化が進み、特に築後40年以上の施設が過半を占める。そのため、今後の適正化についての必要性が指摘され、人口構造や財政状況に応じて賢く利用する方針が求められた。また、公共施設の維持管理には年間約3.8億円の財源不足が見込まれており、厳しい財政状況に直面している。
さらに、市内の幹線道路の整備についても言及された。特に、一般県道羽島稲沢線の新濃尾大橋の取り付け道路や桑原下中線などの進捗状況が報告され、交通流の円滑化に向けた取り組みも重要であると発表された。これにRelated して、県や国との連携を図ることが必要とされ、特に県とのパイプの重要性が強調された。
最後に、かんぽの宿岐阜羽島についての動きも取り上げられた。市の方針に基づき、かんぽの宿の跡地に関する調整が進められており、今後の購入に向けた交渉が継続される予定であることが示された。