令和2年9月1日、羽島市議会第5回定例会が開会され、28件の議案が提案された。議案には新型コロナウイルス関連の議題が含まれ、市民生活に関わる重要な決定が求められる。
市長の松井聡氏は開会にあたり、提案された案件の概要を説明した。専決処分に基づく報告や財政健全化関連の議案、熟知した補正予算案が議題となった。特に、令和2年度羽島市一般会計補正予算(第6号)および(第7号)に関する報告が重要視されている。
補正予算第6号では、9,338万円の増額が定められ、ひとり親世帯臨時特別給付金支給事業や給食事業費が盛り込まれている。
一方、補正予算第7号では、3億7,956万5,000円の増額が見込まれ、地域経済と生活支援を意図した内容である。新型コロナウイルス感染症対策事業者支援なども含まれる。
また、教育関係の案件として、議第88号における動産の取得については、羽島市GIGAスクール構想推進の一環として、児童生徒用タブレット等が導入されることが報告されている。これに関して、教育委員会事務局長の不破康彦氏からの詳しい説明があり、学びの質向上につながる見通しが示された。タブレットは4,855台が児童用、189台が教師用として調達される予定で、主に新しい学習スタイルの提案が期待される。
議案の採決では、議第88号が賛成多数で可決され、GIGAスクール構想の実現が進められる。
会議は今後の質疑や討論に向けて進行していく見込みである。議長の山田紘治氏は、議会運営に関する協力を呼びかけ、新型コロナの影響を鑑みた新たな生活様式の中での議会活動を強調した。