令和2年12月28日、羽島市議会の第6回定例会が開催された。
この日、主要議案として羽島市まちづくり基本条例の改正や、廃棄物処理条例の改正が検討された。特に、羽島市廃棄物の処理及び清掃に関する条例においては、有料化の進行が議論を呼んだ。
廃棄物の有料化を巡り、南谷清司議員は「家庭系ごみの処理費用は市民に大きな負担をからす」と強調し、経済状況が厳しい時期において市民の生活に影響を与えるとの主張があった。この意見に対して、賛成と反対の意見が交わされ、最終的に議第96号は可決される結果となった。
また、請願の中には、「日本政府に核兵器禁止条約の署名と批准を求める」という内容が含まれていたが、請願第3号は不採択となった。反対に立った後藤國弘議員は、「国際情勢が不安定な中、核兵器国の存在に対して、日本の安全保障を危うくする可能性がある」と警告した。
議会の熱気は請願第7号の討論にも表れた。この請願では、「ごみ有料化にあたって、市民の意識を高める施策を求める」という内容で、多くの議員が賛成の姿勢を示した。特に、教育現場における少人数学級の実現に向けた意見書の採択を提案した堀隆和議員は、「子どもたちの未来を担うために、教育環境は今すぐにでも整備すべきだ」と訴えた。
このように、羽島市議会の定例会では、地域の未来を見据えた様々な議題が扱われ、重要な意思決定が行われた。市民の意見を反映した形で、今後の施策展開が期待される。