令和元年度第3回羽島市議会の定例会が開催され、複数の条例改正案が上程された。
特に議第37号に関する羽島市電気自動車充電施設設置条例については、利用促進を狙いとした議論が展開された。
総務部長の橋本隆司氏は、充電施設の過去3年間の利用実績を挙げ、平成30年度には2,157件の利用があったことを報告した。
この充電施設は、最近移設され、その理由についても説明があった。ユーザーへのアクセスの容易さを確保したと力説した。
また、この施設の充電料金は500円で設定されており、橋本氏は「他の自治体と同様、手軽さを意識した金額設定です」と強調した。
続いて、議第39号として上程された羽島市使用料徴収条例の改正案では、合理的な料金でのサービス提供が求められ、年間の使用料収入増加が見込まれている。総務部長は「改正により、平成30年度の実績から試算して年間約130万円の増額が期待されます」と説明した。
加えて、議第40号の羽島市文化センター条例や、議第41号の公民館条例においても、各種料金の引き上げが提案され、年間で約65万円及び約7万円の収入増加が見込まれるとの旨が述べられた。
市長室長の国枝篤志氏は、各条例の改正にあたり明確な理由を示し、「市民生活の向上を目指し、持続可能な福祉施策を実現するための改正です」と述べた。