令和4年第3回羽島市議会定例会は、複数の重要議案が審議されました。
特に注目されたのは、議第40号の令和4年度羽島市一般会計補正予算です。これは、9,782万8,000円の増額補正を含み、主に給食費負担軽減補助事業やごみ出し支援事業に充てられます。市長の松井聡氏は、厳しい経済情勢に対処するための必要な措置としてその意義を強調しました。
議員定数削減に関する請願は、羽島商工会議所からの要望や市民からの署名を背景に議論されました。この請願について、南谷清司議員は、議員定数の削減が市民の声の反映に負担をもたらすとの見解を示しました。一方、原一郎議員は、不採択を求め、現状維持の必要性を訴えました。最終的には、この請願は賛成少数で不採択となりました。
また、消費税率を当面5%に引き下げることを求める請願や、インボイス制度実施中止を求める請願も審議が行われました。請第3号について、賛成派議員は、消費税引き下げがコロナ不況対策に必要であると意義を唱えましたが、反対派議員は消費税が社会保障の財源であることから不採択を訴えました。こちらも賛成少数で不採択の結果を迎えました。
今回の定例会での議決は、世間の注目を集め、多くの市民の意見を反映するものでありました。市政への構造的な問責を深く考察し、次回以降の議会に向けた新たな提案が期待されます。