令和元年第5回羽島市議会臨時会が10月21日に開会され、重要な案件が取り扱われた。今回の臨時会では、専決処分の報告を含む合計5件の議案が提案された。
議案内容には、損害賠償の専決処分に関する報告と羽島市新庁舎建設にかかる4件の工事請負契約の締結が含まれ、多くの議員が議題に関心を寄せた。市長の松井聡氏は、臨時会を開く目的として、提案された案件の審議をお願いすると述べた。
議長の星野明氏は、最初に会議録の署名議員を指名した後、会期は本日1日間とすることを確定した。この決定には異議がなかった。
次に、松井市長が専決処分の報告を行った。報第10号では、市道の管理瑕疵による道路事故に関し、損害賠償額として137,700円を支払い示談が成立したと報告された。市は今後も道路パトロールを強化し、異状発見時は職員に速やかに連絡を指示する方針であると説明した。
続いて、総務部長の橋本隆司氏は、羽島市新庁舎建設に関する4つの工事契約について詳細を説明した。合計事業費は464,442万円に上り、建築工事、電気設備工事、機械設備工事、地中熱設備工事それぞれの契約が提案された。それに対し、法律に基づく強固な合意が必要であると強調した。
新庁舎の建設場所と工期も明らかにされ、工事期間は約18カ月を見込んでおり、令和3年7月竣工、同年10月開庁予定とされた。興味深いことに、市が2回目の入札公告を行い、工期が90日延長される見込みであることが述べられた。
質疑応答の中で、花村隆氏が新庁舎の総事業費に質問したところ、総務部長の橋本氏は46億442万円を予定していると回答した。また、今後の工事の進捗によっては変更の可能性もあることが示唆され、議会との連携が重要であるとされた。
すべての議案が可決された後、松井市長は議員たちに感謝の意を表し、討論を経て臨時会は閉会となった。議長は本日の会議を終了したことを確認し、午後10時30分に会議は終了した。